4年生総合的な学習の時間 自然体験学習 三崎水辺公園 | |||||||||||||||||||||||||||||
森の探検 |
参加者:三崎小4年生2クラス67名、教師5名、スタッフ7名 水辺公園はすっかり紅葉し、私たちを迎え入れてくれました。今回は、第1回目(6月9日)の調査時に各班が設定した樹木2本並びに各児童が設定した樹木1本が春から初冬までの間にどう変化しているか観察・調査をしました。落葉樹の葉は紅色、黄色、褐色に変化、コナラやアベマキのドングリも落下していました。それを楽しそうに拾い集める児童の姿が見られました。特にシャシャンボ、クロガネモチ、アズキナシ、センリョウの赤い実が園内を引き立てており、児童は興味を持ったのか「食べられる?」、「食べてもいい?」などとスタッフに尋ねる姿が見られました。児童は五感を働かせて学んだようで感想を聞くと、「自然や環境へ関心がもてた」、「身近な自然の美しさや面白さを体験できてよかった」とのこと。最後にスタッフがまとめとして、樹木の役割について話して一緒に学習できたことに感謝を述べて終了しました。 ■第2回 初秋の秋空の下、コロナ感染が収まる気配がない中でしたが、今年度第2回目の三崎水辺公園の樹木調査を実施しました。今回の樹木調査は、三崎池水辺公園にどのような種類の樹木が植生しているか調査してみようと、ネイチャーゲーム方式で実施しました。あらかじめ、スタッフが水辺公園の全域に特徴的な樹木20本に番号札を付けておきました。児童2クラスを8グル-プに編成、グループ毎に分かれて番号札を探し求め、見つけたらグループで樹形・樹皮・葉の付き方など話し合い資料で樹木名を確認して記録用紙に記入していました。さすがに豊明に住む児童、「ケヤキ」を見つけると「トヨアケの木!」と叫んでいました。まだ赤く完熟していないアズキナシの実を観察したり、ドングリを拾い集め記録する児童もいました。自然と触れ合い樹木に関心を持ったようでした。さすがに豊明に住む児童、「ケヤキ」を見つけると「トヨアケの木!」と叫んでいました。まだ赤く完熟していないアズキナシの実を観察したり、ドングリを拾い集め記録する児童もいました。自然と触れ合い樹木に関心を持ったようでした。 昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大という状況下にあったことから、新緑の時節での樹木調査は実施されませんでした。今年度もコロナ禍ではありましたが、4年生の児童に自然環境学習を体験をさせたいという学校側の熱意から樹木調査を実施することができました。 調査地である三崎水辺公園は、2004年に専門家の指導のもとで作成された「樹木診断カルテ」によると樹木が1,250本余ある雑木林で、多くの市民が散策を楽しみ、森林浴や憩いの場にもなっています。 当日は、梅雨の合間で青天の夏日ということもあり、コロナ感染と熱中症予防の両面からの対策に充分配慮して実施しました。 調査方法は、1クラスを4班に分け、班で指定した調査区域内で特徴的な樹木2本を「班の木」として選定し、木の高さ(目視)や太さ(地面から1.2mの高さ)をメジャーで測定して用紙に記録しました。 また、児童各自が「私の木」として選木し、私の木はどんな特徴があるだろうかと、樹皮に触ってみたり、花が咲いているか否か、葉の付き方・形・大きさなどを観察しました。観察中児童から多くの質問も寄せられ、「①今花が咲いている木で花が終わった後どんな実がなるの、②ヤマモモの実は食べられるの、熟すのはいつ頃、③アズキナシというの木の名前はどうして付いたの、④紅葉はなぜ起きるの」等々。樹木調査は興味津々でした。 班毎の調査を終えた後、児童公園へ移動し樹高を三角定規を使用して測定する方法(三角定規法)の説明をして、園内のクスノキの高さを児童の一人が代表して体験しました。(熊谷) 樹木調査は例年、春夏秋と季節毎に樹木やその周辺でどのような変化が見られるか調べてきました。しかし、本年度は新型コロナウイルスの感染防止のため、秋と初冬の2回となり、残念ながら自然の変化を観察するには寂しい樹木調査でもありました。 第1回 10月、三崎水辺公園の木は紅葉が始まりかけていました。春の新緑や花の観察はできませんでしたが、秋らしい樹木の変化を見ることができました。調査の方法は、1クラスを4グループに分け、指定した区域内で1グループ2本の特徴的な木を選木し、木の高さ(目視で高・中・低)や太さ(胴回り)をメジャーで測定しました。樹皮、葉の付き方なども調べて用紙に記録していました。 その後、児童各自が自分の木を決めて、選木した2本の木と同じように木に触ったり、枝の付き方、葉の特徴をスケッチするなど木に興味を持った様子でした。 グループ調査終了後、児童公園のクスノキの高さを三角定規法で計測体験しました。 第2回 立冬から1カ月、本格的な冬の到来か、当日の最低気温は5℃でした。 「子どもは風の子」寒さなんて気にしない、集合場所に元気な声が響き渡っていました。 1回目と同様のグループ毎に選定した木2本と自分の選んだ木に変化が見られたか否かを観察しました。落葉樹の多くは葉が紅葉したり、落ちたりしていました。コナラやアべマキのドングリは地面に落ちていましたが、シャシャンボは黒紫の実が、クロガネモチ、アズキナシなどは赤い実がなっていました。児童は木の実に興味を持ち、「食べられる?食べてもいい?」などとスタッフに訊ねていました。 実施日:2018年10月11日(木) 参加者:4年生2クラス59名、教師3名、スタッフ7名 三崎小学校4年生が、三崎水辺公園で2回目の樹木調査を実施し、環境研究所豊明が協力しました。 6月14日に行なった三崎水辺公園の樹木調査で、4年生全員が自分の「一番、お気に入りの木」を1本決めて年間を通して観察していくことにしました。 今回の樹木調査では、ダンボールで作った2等辺三角形を使って木の高さを測る練習した後、児童たちが6月の樹木調査で決めた各自の「お気に入りの木」の変化を観察しました。 6月に咲いていたネジキのスズランのような花が実になっている様子やオオムラサキが好きなエノキの黒い実、アズキナシ、クロガネモチの赤い実、カクレミノやクスノキ、ヒサカキの黒紫の実を観察しました。 また、コナラ・アベマキ・アラカシ等のドングリを興味深く調べたりしました。アカメガシワの幼木を上から見ると、葉が日光によく当たるように重ならないように螺旋状に生えている様子を見て驚いていました。児童たちは、自分が選んだスギ、サカキ、クロマツ、クスノキやヒサカキなどの「お気に入りの木」の葉や幹の特徴を観察し、記録用紙に丁寧にスケッチしました。昆虫など動くものにしか興味を持たなかった児童たちでしたが、樹木調査をきっかけとして植物にも関心を持つようになり、自分の「お気に入りの木」について調べたり、先生に熱心に木の様子を説明したりしているそうです。木に触れ、調べ、観察力を高め、自然の多様性に気付くなど体験学習には大きな効果があります。楽しく学びながら自然が大好きになってほしいと願っています。 調査は10月だったので、紅葉の観察はできなかったのですが、11月を過ぎて秋らしくなるとタカノツメ・アカメガシワなどの黄葉やサクラやヤマハゼ・イロハカエデなどの紅葉が美しくなり、水辺公園は一段と華やかでした。 |
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自然は不思議がいっぱい! | |||||||||||||||||||||||||||||
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